菰釣山の山歩き記 2018年4月9日(月)


  

道坂峠-菜畑山-道志村民宿-菰釣山−山伏峠分岐-富士岬平の一泊二日の菰釣山登山は、@2017.4.24 A2017.6..5に続き三回目、前の二回は富士山は雲の中。今回も山頂部は雲の中でしたが、富士山周辺の景観の雰囲気は捉えることはできた。コースの終わりの富士岬平では、雲が少ない富士山を眺めることができた。





■今回のコース

休憩を除いた総歩行時間:5時間56分。

・上り:落合橋-菰釣山(1時間59分)
・下り@:菰釣山-富士岬平(3時間24分) 
・下りA:富士岬平-つくし別荘地入り口(33分)

下り@は、下りといっても、「・・ノ頭」が多いため、そのたび20-60mの上りがあります。



菰釣山-富士岬平登山コース
登山コース
時刻
民宿「北の勢堂」

7:25
落合橋
 780m
7:35
ゲート
 980m
8:12
8:21
菰釣避難小屋
 1220m
9:12
9:16
菰釣山
 1379m
9:41
10:18
ブナノ丸 10:43
油沢の頭 11:21
11:30
樅ノ木沢の頭 11:45
西沢ノ頭 12:05
石保土山
 1297m
12:29
13:02
山伏峠分岐
 1288m
13:36
13:45
富士岬平
 1170m
14:33
14:52
つくし別荘地入り口
バス停1015m
15:25
15:39
 山中湖旭日丘
15:50
16:08
御殿場線
御殿場駅
16:50
17:07
小田急江ノ島線
長後駅
18:56

菰釣山-富士岬平の標高図





菰釣山と富士山 (松山から)


菰釣山と富士山 (松山から)





菰釣山の山歩き記   2018年4月9日(月)





2018.4.8 長後から出発。菜畑山に登り、道志村民宿「北の勢堂」に泊まる。 


■2018.4.9 7:25 道志村民宿「北の勢堂」の奥さんが落合橋まで送ってくれた。

その前に、帰りのバスを確認。今日は、菰釣山に登り、その後、甲相国境尾根を歩いて富士岬平までいって富士山を眺める。その後、道志みちに下りて、「つくし別荘地入り口」でバスに乗り、平野経由で「山中湖旭日丘」まで行く予定。そのバスは、「北の勢堂」前の「下石原」を15:17に出発することを確認。「つくし別荘地入り口」には15:40頃と推察。このバスしか無いので、乗り遅れると、平野まで歩かなければならない。



バス時刻表




■7:35 落合橋では野鳥がにぎやかに鳴いていた。キセキレイを眺めて出発。



落合橋のキセキレイ




■7:56 三ヶ瀬川に沿って進む。



三ヶ瀬川に沿って進む




■8:11 ゲート到着、登山口は右側にあります。



ゲート到着。




■8:32 川を横切って進みます。



川を横切って進みます




■8:44 谷あいの道らしき所を登っていきます



谷あいの道らしき所を登っていきます




■8:49 さらに、谷あいの道らしき所をがんばって登っていきます



谷あいの道らしき所をがんばって登っていきます




■9:04 尾根道に着きました。ここは「ブナ沢乗越」、左側は「モロクボ沢の頭 4.9km」、右側は「菰釣山 1.0km」。左の表示板には「←城ヶ尾峠」
「乗越(のっこし)」は「峠」の登山用語。



ブナ沢乗越表示板


ブナ沢乗越




■9:05 右の方、菰釣山へ向けて進みます。 



右の方、菰釣山へ向けて進みます




■9:11 菰釣非難小屋に到着。



菰釣非難小屋に到着




■9:12-16 菰釣非難小屋のベンチで休憩。



菰釣非難小屋のベンチで休憩




■9:43 「菰釣山 0.8km」です。「ブナ沢乗越」から0.2km進みました。



「菰釣山 0.8km」です




■9:21 ブナの木を眺めながら進みます。 



ブナの木を眺めながら進みます






菰釣山山頂




■9:40 菰釣山山頂が見えてきました。 



菰釣山山頂が見えてきました




■9:41 菰釣山からの富士山。樹木の間から眺めます。山頂部に雲がかかっていますが、周辺の景観はわかります。
 
富士山の下に山中湖が見えています。山中湖の左側が、鉄砲木ノ頭、三国山、中央下には高指山、富士岬平、右側には平尾山、石割山、その右に奥ノ岳、中ノ岳、前ノ岳、御正体山が続きます。また、菰釣山から三国山までの甲相国境尾根も画面中央に見えています。
雲が無ければ富士山の右側に、青薙山、毛無山、その奥に赤石岳、悪沢岳、塩見岳の南アルプスが見えます。



菰釣山からの富士山



菰釣山からの富士山の山座同定



拡大画像&山座同定




■9:41  菰釣山からの富士山。樹木の間から眺めます。




菰釣山からの富士山




■9:41   菰釣山からの富士山。樹木を削除して。

山中湖を囲む山々がお盆のような富士山の台座を作り、その上で富士山はゆったり寛ろいでいるようにみえます。今日は日差しが強いので、頭にタオルをかぶせて昼寝です。



菰釣山からの富士山





■9:41 菰釣山からの富士山。 壁紙用(1920*1200)



菰釣山からの富士山。壁紙用。

(1920*1200)




■9:42-10:14 菰釣山山頂で、食事中のゴジュウカラを眺めながら、コーヒー休憩。



食事中のゴジュウカラ




■10:14 菰釣山からの富士山。雲に隠れた宝永山の下に、双子山が見えています。



菰釣山からの富士山。雲に隠れた宝永山の下に、双子山が見えています




■10:14 更に前に進み左側によって眺めると、樹木に遮られずに、前ノ岳とその奥の鹿留山まで見えました。



菰釣山からの富士山。樹木に遮られずに、前ノ岳とその奥の鹿留山まで見えました




■10:15 菰釣山の3回目の訪問で、富士山の半分が見えたことに満足し、記念撮影をして富士岬平へ出発。



記念撮影




■10:43 ブナノ丸。これからの尾根道が長い。標識を見て、ここまで来たかと認識して進む。



ブナノ丸



登山コース標高図




■10:44 相棒さんは、鳥を探して進みます。



相棒さんは、鳥を探して進みます




■11:05 ここで樹木の間から富士山が見えましたが、その後の尾根道で、富士山を確認できませんでした。 



樹木の間から富士山




■11:14 かなり急坂の登りがあります。「・・・ノ頭」の前には坂道があります。




かなり急坂の登り




■11:21 油沢ノ頭。

 相棒さんが、野鳥の声を聞き、本体を探しています。野鳥撮影をすることで、山登りの楽しみを増幅させています。そのためには、腹の前にでっかいカメラを抱える事を厭いません。



油沢ノ頭




■11:26 ヤマガラ。

このぐらいの撮影ができると、富士山が見えなくとも、この尾根道は、とても良い道と評価します。



ヤマガラ




■11:45 樅ノ木沢の頭。

「頭」の前の「no」が「の」です。他の地点は「ノ」。「樅」の後で「ノ」を使っているためか。それなら、「樅の木の沢ノ頭」のほうが良いと思うが、「樅ノ木沢」は沢の名として定着しているためか。
昭文社の丹沢の地図でも「樅ノ木沢の頭」です。この地図で十個以上の「・・ノ頭」がありますが「・・の頭」は、「樅ノ木沢の頭」だけです。
ウィキペディアの「甲相国境尾根」では、「樅ノ木沢ノ頭」。二つ「ノ」あってもかまわないという方が編集したか。
「富士を眺める山歩き」( 山村正光 毎日新聞社 2001年)では、「大棚の頭」「鉄砲木の頭」のように、すべて「・・・の頭」です。
正規な書き方は、無いようです。圧倒的に多くなった場合、それが正しい書き方になるようです。

読み方は、「もみのきさわのあたま」か。

「ノ頭」に関してヤマレコに次の記載があります

「ノ頭(〜のあたま)」
山を人の体に例える事がある。「〜の頭」だったり「〜の肩」だったり、「〜の腰」というのもある。ヤマレコの地名登録では、頭を「かしら」と読んでいる例がある。
確かに本来は「かしら」も頭と同じ意味なのだが、派生して組織のボスという意味合いが強くなった。また、食材で頭部の肉を「かしら」と言う。現代日本語では、一番多い使い方だ。今では、人間の頭部を「かしら」ということは殆んどない。
山の用語としても「かしら」ではなくて、「あたま」が正しい。しかし、誤読が定着した例もあることから、個別の地名については「かしら」が間違いだとは言い切れない。




樅ノ木沢の頭の表示板



樅ノ木沢の頭




■11:58 「樅ノ木沢の頭」を下っていきます。次の「・・ノ頭」がみえます。



「樅ノ木沢の頭」を下っていきます




■12:05 西沢ノ頭です。 



西沢ノ頭




■12:09 西沢ノ頭からの下りはかなり急です。縦長の画面が必要です。



西沢ノ頭からの下りはかなり急




■12:13 登りも急なので縦長の画面。



登りも急なので縦長の画面




■12:13 東海道自然歩道ですので表示板はしっかりしてます。「菰釣山3.2km」、「高指山4.2km」ですので、目的の「富士岬平」の半分ほど来たようです。



「高指山4.2km」の表示板




■12:29 石保土山、標高1297.3mです。



石保土山、標高1297.3m




■12:29-13:02 おにぎりの時間。樹木の奥に、山頂が雲に隠れた富士山が見えます。バスの時間に間に合うように、33分で昼飯を済ませて出発。



山頂が雲に隠れた富士山が見えます





■13:23 尾根道を進みます。



尾根道を進みます




■13:25 「→ 東海道自然道 山伏峠分岐 0.5km」の表示板。右に下ります。画面奥に山中湖と富士山の裾野が見えています。



画面奥に山中湖と富士山の裾野




■13:31 奥の山は箱根の金時山か。



奥の山は箱根の金時山




■13:36 山伏峠分岐。前に二回、来たときは、山伏峠に下ったが今回は、「高指山2.3km」のほうへ進む。行き先は、高指山手前の富士岬平です。 



山伏峠分岐




■14:16 なだらかな道を進みます。



なだらかな道を進みます




■14:22 ブナ林を進みます。



ブナ林を進みます




■14:33 富士岬平からの富士山。三日月の形状になった山中湖の上に富士山。山頂部に雲がかかっている。



富士岬平からの富士山




■14:33 山中湖を囲む山並み。富士山の左は、立山、大洞山、鉄砲木ノ頭、三国山、右側には大平山、平尾山、石割山。



富士岬平からの富士山




■4:36 菰釣山からの登山道は、この富士岬平の山頂に出ます。



富士岬平の山頂




■14:48 富士岬平からの富士山。到着して15分たつと富士山山頂部の雲が殆どなくなったので再度撮影。



富士岬平からの富士山




■14:49  富士岬平からの富士山。



富士岬平からの富士山 2018年4月9日  





■14:56 富士岬平のまっすぐな急坂をかなり下った所からの富士山。



富士岬平のまっすぐな急坂をかなり下った所からの富士山




■15:00 舗装道に下りるところからの富士山。



舗装道に下りるところからの富士山。





■15:03 舗装道からの富士山。



舗装道からの富士山。




■15:22 道志みちのバス通り。道路の右に「つくし別荘地入口バス停」が見えます。



道志みちのバス通り




■15:23 「つくし別荘地入口バス停」から。左の山が富士岬平、下りて来た山頂からのまっすぐの道が見えています。右の山が高指山。



左の山が富士岬平、右の山が高指山。




■15:24 石割山。右側の山なみより一段低いところが石割山山頂です。右側の高いところは、石割山の東尾根です。



石割山。右側の山なみより一段低いところが石割山山頂




■15:25 優雅に山の名前を挙げていますが、「つくし別荘地入口の」バス時刻表に15時過ぎに「旭日丘」へ行くバスが無い。今日の朝、「北の勢堂」前の「下石原」を15:17に出発するバスが、このバス停では記載されていない。「つくし別荘地入口の」バス時刻表が、間違いだろうと思いながら、不安な気持ちでバスを待つ。

・・・・・15:40に、「旭日丘」へ行くバスがきました。予定時刻に表示がなくてもバスは来る。



「つくし別荘地入口の」バス時刻表




■16:07 旭日丘バスターミナル横の富士山。富士山がとても低い山のように見えます。ここから御殿場駅に行きます



旭日丘バスターミナル横の富士山




■16:50 御殿場駅着 


■17:07 御殿場駅発


■18:56 小田急江ノ島線長後駅着



END