菜畑山の山歩き記  2015年4月26日(日)


  
 
道志の山は、電車・バスを利用して日帰り登山は結構大変です。そこで、今回は一日目に菜畑山に登ったあと道志村の民宿に泊まり、二日目に加入道山・大室山に登るゆったりコースです。




■今回のコース&時間

道坂峠登山口ー今倉山-菜畑山:3時間27分(休憩42分含む)

菜畑山ー道志村竹之本バス停:2時間37分(休憩46分含む)


富士山展望場所は@今倉山-水喰ノ頭間、道志みちと富士山 A菜畑山山頂


j菜畑山と富士山の地図



エイザンスミレ
今回のコース 時刻
小田急江ノ島線長後駅

5:35
富士急行線
都留駅(バス)
7:37
8:10
道坂峠登山口
 1011m
8:41
8:45
今倉山東峰
 1470m
9:49
10:07
富士山展望場所
11:01
11:27
水喰ノ頭
 1344m
11:32

菜畑山
 1283m
12:07
13:46
テレビ中継塔
 1100m
14:07

鉄塔 14:28
15:14
和田公民館入口
 600m
16:04

竹之本バス停 16:23

民宿「大場」

民宿「大場」に宿泊








菜畑山と富士山(檜洞丸から) 菜畑山の前面に高く大きい御正体山がいます。

富士山と菜畑山







菜畑山の山歩き記 2015年4月26日(日)





■5:35 神奈川県藤沢市の小田急江ノ島線長後駅出発。


■7:37 富士急行線都留駅到着。バスの出発は8:10で時間が有るので、駅の向かい側左にあるセブンイレブンで、珈琲タイム。



富士急行線都留駅




■8:10 道坂峠行きのバス出発。乗客は20名ぐらい。所要時間30分程。



都留駅-道坂峠のバス




■8:41 道坂峠到着。道坂トンネルの手前に止まり、降りたところが登山口。



道坂峠登山口



■8:48 登山口の案内板。ここから今倉山に登り、菜畑山に進みます。ここから、御正体山、赤岩、二十六夜山にも登れます。

 注意:地図に今倉山→菜畑山が1時間とありますが、書き間違いと思います。今倉山→水喰ノ頭が1時間。水喰ノ頭→菜畑山が45分。



今倉山周辺案内図




■9:03 分岐。右に進むと御正体山、左に進むと今倉山。登山者は半々ぐらいに分かれたようです。



御正体山、今倉山の分岐




■9:04 ヒゴスミレ(肥後菫)。

分岐からすぐにスミレの登場です。相棒さんが小躍りしてぱちぱち写真を撮りまくっていた。

 


ヒゴスミレ




■9:05 アケボノスミレ(曙菫)



アケボノスミレ


アケボノスミレ




■9:12 スミレを眺めながら登ります。結構、急坂です。このあたりから振り向くと、御正体山の上に富士山が見えるのですが、富士山は雲に中なので撮影なし。



今倉山への登山道




■9:17 ミツバツツジ(三葉躑躅)も咲いています。今日は4月26日。



ミツバツツジ




■9:26 エイザンスミレ(叡山菫)



エイザンスミレ




■9:27 今倉山が見える平らなところに着きました。高度計では、標高1300mほど。道坂峠登山口は1011m、今倉山東峰は1470m



今倉山登山道




■9:27 今倉山山頂に向けて、春まだ浅き山道を進みます



今倉山登山道




■9:47 今倉山頂上手前の登山道で、富士山がいないかと振返りましたが、いません。富士山はもっと右で、雲の中です。



今倉山頂上手前の登山道から



■9:49-10:07 今倉山到着。「今倉山 一四七〇m 山梨百名山」の木柱。行き先表示板に右が「菜畑山2時間」とあります。
昭文社の地図には、ここが今倉山東峰。左に進むと今倉山西峰、その左に松山(赤岩)とあります。


今倉山山頂




■10:27 晴れ間が多くなり、富士山の山頂の一部が枝の奥に見えています。



富士山は枝の奥




■10:28 ハルリンドウ(春竜胆)



フデリンドウ




■10:29 水喰ノ頭へ進みます。



水喰ノ頭への登山道



■10:31 この登山道もスミレとハルリンドウがたくさん咲いています。







フデリンドウ












■10:46 マメザクラも咲いています。



マメザクラ




■11:01-11:28 水喰ノ頭に着く前に予期していない富士山展望場所がありました。今倉山から50分程のところです。休憩、撮影。

富士山は御正体山の上にいます。この日は雲が多く、山頂の一部しか見えません。富士山の左側に道志みちが見えています。
御正体山の左に小御正体(前ノ岳)、中ノ岳、日向峰、奥ノ院、山伏峠と道志の山なみが続きます。山伏峠から更に大棚ノ頭、石保土山、ブナノ丸、菰釣山、中ノ丸。それらの山なみの間に道志みちが見えています。道志みちと富士山が見られる山は少ないと思います。絶景です。
(菜畑山山頂は位置的には、道志みちが見られるところですが、道志みちが樹木に遮られます。)




拡大画像&山座同定




■11:06 富士山の山頂部が見えています。



富士山の山頂部




■11:12 雲が動いており、休憩中に、山頂部上部が見えてきました。



富士山の山頂部




■11:34 樹木の間を進みます。



菜畑山登山道




■11:36 水喰ノ頭に到着。



水喰ノ頭




■11:36 水喰ノ頭 1344m。水喰いの主は誰か不明。菜畑山山頂まで約1時間。

名字の由来はありますが、ここの地名の由来は見つかりません。「地形が十分に水分を含むという意味」があるかもしれません。


【名字の由来解説】

【名字】水喰 【読み】みずはみ
青森県東北町や宮崎県西都市などに見られる。
ハムとは噛む原意があるが、ここでは地形が十分に水分を含むという意味がある。また、水の豊富な湿地帯のことを表している。

水喰さんの名字の由来や読み方、全国人数・順位|名字検索No.1/名字由来net|




水喰ノ頭



■11:48 水喰ノ頭(みずくらいのあたま)〜菜畑山

このーコースは登山客が少ないと思っていたが、山道を走ってくる人たちに数多く会った。5月10日の道志村トレイルランの練習として走っているとのこと。
なんと、道志の山を42km走る大会で、この道がそのコースの一部になっているらしい。

道志村トレイルラン
道志山脈を駆け登り、新緑のブナなどの原生林の中を山梨百名山菜畑山・今倉山・御正体山と縦走し、山伏峠(ロング第1関門・新規ハーフコースゴール地点)を境に相模湾や丹沢山脈を見下ろし、最後の難関山梨百名山鳥ノ胸山を登る。各所で富士山が望めるロング42.0km・ハーフ20.4kmの本格山岳トレイルコース。更に、この大会を含めた北丹沢・山梨東部の指定4大会でチャンピオンを決める『NESチャンピオンシップ2015』もある。


水喰ノ頭〜菜畑山登山道




■11:55 水喰ノ頭〜菜畑山



水喰ノ頭〜菜畑山登山道




■12:06 水喰ノ頭〜菜畑山



水喰ノ頭〜菜畑山登山道




■12:11 菜畑山山頂。富士山は御正体山の左上にいますが、半分以上雲の中なので、この写真ではわかりづらい。



菜畑山山頂




■12:14 御正体山から加入道山、大室山まで山なみが続いています。残念ながら樹木が視界を妨げています。



菜畑山山頂から富士山、加入道山、大室山




■12:14 富士山は山頂部が見えてきました。左のすそ野が長く延びているようですが雲の中。道志みちも一部見えています。



菜畑山山頂からの富士山、道志みち




■12:17 富士山山頂部。



菜畑山山頂からの富士山




■13:42 明日登る予定の加入道山と大室山。下の方から、緑に色づき始めています。



菜畑山山頂からの加入道山、大室山










■13:43 菜畑山山頂、東屋があります。(2018年には、東屋は無く、椅子用の丸太だけ残っていました)
山頂から、赤鞍ヶ岳へ進む道があります。本日は、直接道志村に下ります。






■13:45 富士山山頂が少し見えたので、満足した顔で記念撮影。







■13:50 ここにも  スミレ



菜畑山山頂のスミレ



■14:12 道志村に下りていきます。



道志村へ下山



■14:24 菜畑山〜道志村



菜畑山〜道志村の登山道




■14:28-15:14 鉄塔のところで休憩。眺めが良くて、陽射しが良いので46分も休憩。



菜畑山〜道志村の鉄塔のところ




■14:38 鉄塔からの道志みちの左右の山々の展望。左の山の中腹に鉄塔が点々と続いています。
この道志みちの先は月夜野、奥相模湖。左側は赤鞍ヶ岳から鳥井立、厳道峠までの山なみ、右側は大室山山腹、その奥に黍殻山、焼山が見えています。



菜畑山〜道志村からの道志みち









■15:15 鉄塔から下りるとすぐにヒトリシズカの群生が現れました。相棒さんが喜こびました。私もこの花が好きなので一緒に喜びました。
登山道の周りに、ヒトリシズカの展示会のように咲いていました。このような配置で咲いていました、小ぶりなものを並べました・・とどこまでも続きます。



菜畑山中腹のヒトリシズカ




菜畑山中腹のヒトリシズカ





ヒトリシズカ(一人静 )  

北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の林内、林縁に自生する。

高さは10-30cm。葉は4枚が輪生状に付き光沢があり、縁には鋸歯がある。花期は4-5月で、茎の先に1本の穂状花序を出し、ブラシ状の小さな白い花をつける。 一本で生えるのは稀で、普通群生する。

かつては「吉野静」といった。『和漢三才図会』には静御前が吉野山で歌舞をしたと書いてあり、その後、静のきれいさになぞらえたもの。

近縁種のフタリシズカが花穂を2本以上出すのと対比させた。『和漢三才図会』には謡曲で静の幽霊が二人となって一緒に歌舞をしたのが起源という。 
                                  (ウィキペディアより)

 




■15:19


菜畑山中腹のヒトリシズカ




菜畑山中腹のヒトリシズカ




■15:22



菜畑山中腹のヒトリシズカ




■15:23



菜畑山中腹のヒトリシズカ




■15:24



菜畑山中腹のヒトリシズカ




■15:24 ヒトリシズカを眺めながら進みます。



菜畑山中腹の登山道




菜畑山中腹のヒトリシズカ




■15:30 巨岩がありました。



菜畑山中腹の巨岩




■15:35 ニリンソウも多く咲いていました。

リンソウ(二輪草)は、深く裂けた根生葉を持つ。茎に3枚が輪生する葉には、サンリンソウのような柄はない。3-6月に、白い萼片を持つ直径約2 cmの花をつける。多くは1本の茎から特徴的に2輪ずつ花茎が伸び、和名の由来となっている。まれに1輪や3輪のものもある (ウィキペディアより)



菜畑山中腹のニリンソウ




菜畑山中腹のニリンソウ



■15:40 

菜畑山中腹のニリンソウ



■15:41 ヒトリシズカ。凛とした容姿がいいですね。



菜畑山中腹のヒトリシズカ



■15:44 ミツバコンロンソウ(三葉崑崙草)



菜畑山中腹のミツバコンロンソウ



■15:54 川辺



菜畑山中腹




■15:59 道志村の家並みが見えてきました。



道志村の家並み




■15:59 ここを下ると道志みち



道志村の山なみ




■16:04 道志村和出公民館入口バス停。道志村の中に西和出村と東和出村がある。バス停まっぷには道志(和出村)とある。よくわからない地名です。

道志みちから山中湖の旭日丘にいくバスがあります。旭日丘から御殿場に行くバスがあります。4月から11月の間毎日運行。当方の住まいは藤沢ですので、菜畑山に登り、日帰りする場合15:03までに到着しなければならない。少し急げば間に合います。しかし、道志村から加入道山を登る計画を立てたので、ここから竹之本の民宿「大場」に向けて進みます。



道志村和出公民館入口バス停の時刻表




■民宿「大場」に宿泊。部屋、トイレなど清掃が行き届いて清潔で、夕食は品数が多くとてもおいしい。




■ 熟睡








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