富士山展望の山

十 国 峠

読み方:じゅっこくとうげ 富士山からの方向角:132度
富士山からの距離:38km
標高:771m
 標高差:0m
基点:JR東海道線
熱海駅






十国峠からの富士山   2017.1.11 10:22





十国峠は約2000万年前の伊豆と本州の衝突以降にできた湯河原火山という古い火山の一部で、熱海市と函南町との境にある標高771mの山です。

十国峠頂上から富士山がいる大展望が楽しめます。箱根の山と愛鷹連峰の間に富士山がいて、愛鷹連峰の先には、駿河湾、沼津アルプス、伊豆の山が続きます。宝永4年(1707年)の宝永大噴火で、富士山中腹に大きな火口ができましたが、その傷口にも負けず、凛として気品あふれる富士山です。

十国峠は江戸時代には「日金山」と呼ばれ、その山頂は「丸山」です。鎌倉幕府の将軍源頼朝、実朝などが、毎年正月恒例の行事として伊豆国伊豆山権現 (→伊豆山神社 ) と相模国箱根権現 (→箱根神社 ) に参詣する二社詣の山道の中央にありました。
その山頂に天明3年(1783年)に熱海村の里長により十国観望の碑が建てられ、十の国(伊豆、相模、駿河、遠江、甲斐、安房、上総、下総、武蔵、信濃)が見えたことから、明治になって山名が十国峠に変わっていきました。しかし、日金山には東光寺があるため地図などで十国峠(日金山)と記載されることが多い。江戸時代には、富士山展望の地としても有名で、葛飾北斎などが描いています


      

熱海市公式ウェブサイトより引用  豆州日金山 より引用

十国峠は辞書、百科事典、山案内書などでは(じっこくとうげ)と読みます。しかし、十国峠のある熱海町、十国峠ケーブルでは(じゅっこくとうげ)と読んでいます。ここでは熱海町の読み方を採用しました。


■参考コース&時間

・十国峠は、熱海からバスとケーブルカーで行くと、殆ど歩くことなく1時間ほどで頂上に着きます。そのため標高差は0mとしました。しかし、山歩きも楽しむため、岩戸山付近で富士山を眺め日金山東光寺を経由して十国峠山頂へ進んだ。この場合標高差は331mです。
熱海駅-(20分)-IBMゆとりうむ前バス停-(56分)--岩戸山-(15分)--日金山東光寺-(17分)-十国峠-(180分)-公園バス停-(8分)-湯河原駅


  
  

富士山と十国峠  (駒ヶ岳展望台から)








富士山展望






■十国峠頂上から富士山がいる大展望が楽しめます。箱根の山と愛鷹連峰の間に 屹然とした富士山がいます。愛鷹連峰の先には、駿河湾、沼津アルプス、伊豆の山が続きます。(2017.1.11 10:19)







■10:21 十国峠からの富士山。富士山、愛鷹連峰、駿河湾。(2017.1.11 11:02)






■十国峠からの富士山。壁紙用。凛とした気品ある富士山です。(2017.1.11 10:22)





■十国峠からの富士山山頂部。宝永山の第一、第二、第三火口が見えてます。(2011.1.17 10:11)












詳細はこちらでご覧ください




















十国峠の山頂がリニューアル
サイト「 箱根十国峠

十国峠からの360度パノラマ写真と山座同定
サイト「山からの眺望」の十国峠 2016/12/19


動画で十国峠からの富士山
サイト「YouTube」の「 絶景の富士山を超アップ〜箱根十国峠展望台から

2016年1月1日の初日の出の富士山

サイト「じいじのコンパス」の「富士山と初日の出