富士山展望の山

檜 洞 丸

読み方:ひのきぼらまる 富士山からの方向角:69度
富士山からの距離:36km
標高:1601m
標高差:11611m 
基点:小田急線
    新松田駅


檜洞丸山頂から犬越路方面に100m下った地点からの富士山


檜洞丸山頂から犬越路方面に100m下った展望地からの富士山  2014.3.28 12:23





丹沢山地最高峰の蛭ヶ岳から西へ伸びる丹沢主稜にある標高1601mの山で、頂稜を深々としたブナ林に覆われたどっしりとした山容を持つことから西丹沢の盟主と呼ばれる。
 丹沢主稜:三国山-大室山-大杉丸-犬越路-小笄-大笄-熊笹ノ峰-檜洞丸-金山谷乗越-神ノ川乗越-臼ヶ岳-ミカゲ沢ノ頭-蛭ヶ岳

富士山を見る位置としては、蛭ヶ岳の前方で、鉄砲木の頭、高指山、菰釣山の後ろになります。
登る途中に数箇所の富士山展望地がありますが、頂上から犬越路方面に100m下った地点が最も良い展望地です。大室山、加入道山、菰釣山、三国山の丹沢主稜を前景にして、大室山の右手には大菩薩連嶺、雲取山などが続く雄大な富士山がいる大展望が広がります。また、富士山の中央下に山中湖が見えています。富士山から30㎞以上離れた丹沢山地から山中湖が見えるのは檜洞丸だけです。

5月にはツツジ新道の登山道を囲うようにシロヤシオ、トウゴクミツバツツジが咲きほこっています。シロヤシオを楽しみ、富士山が見えれば最高の山歩きになりますが、富士山が見えない場合でも充分満足できる見事なシロヤシオ回廊です。


檜洞丸の名称は、山頂南東面から南流して玄倉川に流入する檜洞(ひのきぼら)という沢に由来する。なお、洞(ぼら)は沢と同じ意味である。
地域によって次のような、さまざまな呼び名がある。青ヶ岳(あおがたけ) 、本棚裏(ほんだなうら)、彦右衛門ノ頭(ひこえもんのあたま)、檜原丸(ひのきばらまる)、青ヶ丸(あおがまる)、本棚ノ丸(ほんだなのまる)。





■参考コース&時間

小田急線新松田駅から西丹沢ビジターセンター(元は西丹沢自然教室)までバスで80分程かかります。
シロヤシオを見るため、つつじ新道を登り、同じ道を下りました。健脚の方には、富士山展望が良い大笄、犬越路を下りるコースもあります。
 登り:西丹沢自然教室-ゴーラ沢出合-石棚山分岐-檜洞丸山頂  3時間403分(休憩含む)
 下り:檜洞丸山頂-石棚山分岐-ゴーラ沢出合-西丹沢自然教室  2時間37分(休憩含む)
  ゴーラ沢出合からの登りはきつい坂道で、かなりの体力が必要です。


富士山と檜洞丸の地図     


檜洞丸と富士山(蛭ヶ岳から) 蛭ヶ岳の前面で富士山と対峙してます。


富士山と檜洞丸の写真






富士山展望






■檜洞丸山頂から犬越路方面に100m進んだ展望地からの富士山がいる大展望。(2014.3.28 12:23)

檜洞丸から続く大室山-加入道山-菰釣山-三国山の丹沢主稜の山を前景に富士山が聳えています。大室山の右手には大菩薩連嶺、雲取山などが続く雄大な景観です。



檜洞丸山頂から犬越路方面に100m下った地点からの富士山がいる大展望の写真


拡大画像と山座同定  




■檜洞丸山頂から犬越路方面に100m進んだ展望地からの富士山壁紙用。(2014.3.28 12:23)

富士山の前には鉄砲木ノ頭、高指山、山中湖、右側に御正体山。富士山の中央下に山中湖が見えています。富士山から30㎞以上離れた丹沢山地から山中湖が見えるのは檜洞丸だけです。




(1920*1200)




■檜洞丸山頂からからの富士山(2014.3.28 12:18)

檜洞丸山頂広場を左に、犬越路方面に進むと、山頂からの富士見ポイントがあります。しかし、樹木が視界を遮っています。



檜洞丸山頂広場の冨士見ポイント




■10:24 展望園地からの富士山。枝が伸びてきたため、富士山を枝の間に入れるのが難しくなっている。(2014.3.28 10:24)



檜洞丸展望園地からの富士山




■石棚山分岐の4分手前地点からの富士山。階段を登り振返ると樹木の妨げがなく、富士山が見えています。(2014.3.28 11:53)

富士山展望を目的にする場合、「頂上まで0.8km地点」からは登りながら振返ることが必要です。この間はかなり厳しい登りですが、富士山が見えてくると足に力が湧いてきます。



檜洞丸、石棚山分岐の4分手前からの富士山





■石棚山分岐から檜洞丸山頂までの間、数か所で富士山が見られます。これは石棚山分岐から5分地点からの富士山。(2014.3.28 12:02)

残雪の山は石棚山コースにあるテシロノ頭。その左側に箱根の山。



檜洞丸石棚山分岐から5分地点の富士山






詳細は次のページでご覧ください。


檜洞丸の山歩き記 2014.3.28    富士山とミツマタ

檜洞丸の山歩き記 2014.5.30   富士山いないがシロヤシオ満開









リンク




1月の青い空に、鮮明な富士山。日陰沢橋(6:52)⇒ヤタ尾根登山口⇒林道横断⇒ヤタ尾根分岐・主稜線⇒熊笹ノ峰⇒檜洞丸(9:23)

積雪の檜洞丸を歩く。西丹沢自然教室 - 8:20 つつじ新道登山口 - ゴーラ沢出会 - 展望台- 11:25 檜洞丸山頂
ゴーラ沢出会 - 14:05西丹沢自然教室

冬の澄んだ空気のもと、紅富士が美しい。

三つの登山コースでシロヤシオを眺める。

ツツジ新道〜檜洞丸〜犬越路〜用木沢出会でシロヤシオとトウゴクミツバツツジ満喫
 サイト「YAMAP 」の「 シロヤシオいっぱい 檜洞丸 2023-05-21 / keyさんの塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳の活動日記

ミツマタの季節に富士山展望。「西丹沢自然教室~(つつじ新道)~檜洞丸~熊笹ノ峰~大笄~小笄~犬越路~用木沢出合~西丹沢自然教室」コース。「檜洞丸~熊笹ノ峰~大笄~小笄~犬越路」からの富士山も素晴らしい。

  




野の花





 ■2014.3.28 西丹沢自然教室-ゴーラ沢出合ー石棚山分岐ー檜洞丸

登山口からゴーラ沢出合の間のミツマタ群生地の写真

登山口からゴーラ沢出合の間のミツマタ群生地。このとき満開。  拡大画像





 ■2008.5.24 l 2011.5.26 l 2014.5.30

シロヤシオ(白八汐)はツツジ科ツツジ属の落葉樹で、ブナ帯に生育し、葉は倒卵形で、縁が薄く赤く色づくことがあります。枝先に5枚の葉が輪生状に付くことから、別名としてゴヨウツツジ(五葉躑躅)とも呼ばれる。その他、シロヤシオツツジとも呼ばれる。



檜洞丸のシロヤシオ。壁紙用

 登山道がシロヤシオで囲まれています。2014.5.30 11:55  壁紙用(1920*1200) 




檜洞丸のトウゴクミツバツツジ

展望園地から47分、トウゴクミツバツツジ。2011.5.26 11:13  



檜洞丸の登山道のヤマツツジの写真

ゴーラ沢付近のヤマツツジ 2008.5.26 9:38


檜洞丸に咲くニシキウツギ

ニシキウツギ

檜洞丸に咲くギンリョウソウ

ギンリョウソウ

檜洞丸に咲くモミジイチゴ 

モミジバイチゴ

檜洞丸に咲くツルキンバイ

ツルキンバイ



 2008.7.20 西丹沢自然教室-ゴーラ沢出合ー石棚山分岐ー檜洞丸

檜洞丸に咲くバイケイソウ群生地

頂上手前の木道付近のバイケイソウ群生地。 


檜洞丸に咲くバイケイソウ    檜洞丸に咲くバイケイソウ 

バイケイソウ                               (2013.6.23の時はバイケイソウ咲き始め)


イチヤクソウ

イチヤクソウ

ヒメシャラ

ヒメシャラ

マルバタケブキ

マルバタケブキ

檜洞丸のタマゴダケ

タマゴダケ