丹沢主脈縦走 一日目: ヤビツ峠-三ノ塔-塔ノ岳-丹沢山 2014年5月10日(土)


  

丹沢主脈とは丹沢山地の塔ノ岳-丹沢山-蛭ヶ岳ー姫次−焼山の稜線です。蛭ヶ岳は標高1673mで丹沢山地の最高峰です。その総距離は20km以上になるため、丹沢主脈縦走を行う場合、丹沢山のみやま山荘、蛭ヶ岳の蛭ヶ岳山荘などに一泊するのが一般的です。今回は丹沢山のみやま山荘に泊まりました。

富士山は丹沢主脈の西南西に位置し、その間に高い山がないため、丹沢主脈から左右に裾野を広げた富士山を見ることができます。富士山の左裾野は愛鷹山、箱根山地、相模湾に続き、右裾野は黒岳などの御坂山地、大菩薩嶺、雲取山などの秩父山地に続き、後方に南アルプスが見られる雄大な景観です。

特に、丹沢山と蛭ヶ岳の間は視界を遮る木立が少なく、尾根道の殆どが素晴らしい富士山展望スポットとなります。





 




 

富士山
からの
方向角度
富士山
からの
距離
標高
km
m
姫次
66
40.4
1433
蛭ヶ岳
69
39.8
1673
不動ノ峰
71
40.5
1614
丹沢山
72
41.4
1567
塔ノ岳
75
40.8
1491
三ノ塔
79
42.9
1205












 





丹沢主脈登山コース地図


 丹沢主脈コース  時刻
小田急江ノ島線
長後駅
6:07
小田急小田原線秦野駅
客が多いため臨時バス(470円)
7:13
7:25
ヤビツ峠 760m 8:08
8:20
二ノ塔 1140m 9:35
9:41
三ノ塔 1205m 9:55
10:13
烏尾山 1136m 10:40
10:44
行者ヶ岳 1209m 11:04
11:18
新大日 1340m 12:09
12:20
塔ノ岳 1490m 13:02
14:30
竜ヶ馬場 1504m 15:14
15:24
丹沢山 1567m
みやま山荘満員、布団一組に二人
一泊二食(9000円)
15:51







富士山方向から眺めた丹沢主脈コース

富士山方向から眺めた丹沢主脈コース



富士山と丹沢主脈コース


富士山と丹沢主脈コース





丹沢主脈コースの標高図






 丹沢主脈縦走 一日目:ヤビツ峠・三ノ塔・塔ノ岳・丹沢山   2014年5月10日(土)




■6:07 小田急江ノ島線長後駅出発。


■7:13-25 小田急小田原線秦野駅。 客が多いため臨時バス(470円)でヤビツ峠出発



臨時バスでヤビツ峠へ




■8:08-8:20 ヤビツ峠着-出発



ヤビツ峠




■8:41 ヤビツ峠から富士見橋の公衆トイレまで県道70号線を歩き、ここで県道を左折し、菩提峠方向に登っていきます。途中、右手側に二ノ塔登山口があります。







■9:29 この日は快晴の土曜日ですので、登山客がいっぱい。登山道を含めて景色を撮ると数名の登山者が写ります。列の先頭にいます。



登山道を含めて景色を撮ると数名の登山者が写ります




ニノ塔



■9:35 二ノ塔到着休憩 木々の間から富士山が見えます。



二ノ塔、木々の間から富士山




■9:37 5月10日ですので、宝永山の右下に有った雪はなくなっていますが、山頂付近の雪はかなり残っています。快晴ですが、空気は水蒸気が多いためか少し霞んでいます



ニノ塔からの富士山




■9:42 二ノ塔から上り始めてすぐに愛鷹山を伴なった見事な富士山が現れました。



二ノ塔から上り始めてすぐに愛鷹山を伴なった見事な富士山




■9:44 秦野市街、小田原市街と相模湾が見えます。



登山道から秦野市街、小田原市街と相模湾




■9:53 三ノ塔への階段を登ります。



三ノ塔への階段







三ノ塔



■9:55 三ノ塔到着 頂上の広場全体が富士山展望席になっています



三ノ塔頂上の広場全体が富士山展望席




■9:56 三ノ塔山頂からの富士山がいる大展望。 

富士山の中央から右側に丹沢の山々、左は愛鷹山、箱根の山、相模湾と続きます。絶景です。
これから進む烏尾山、行者ヶ岳、新大日、塔ノ岳の表尾根コースが右側に見えます。塔ノ岳の左に大倉尾根コースが見えます。詳細は拡大図、山座同定の画面で。




三ノ塔山頂からの富士山がいる大展望



三ノ塔山頂からの富士山がいる大展望の山座同定


拡大画像と山座同定




■9:56 三ノ塔山頂からの富士山と愛鷹山と箱根の山。 

この景観が、三ノ塔から塔ノ岳までの間に前景を変化させて幾度となく現れます。富士山下にある表尾根コースの緑の濃淡の形を良く見ておいて下さい。



三ノ塔山頂からの富士山と愛鷹山と箱根の山


■9:56 三ノ塔山頂からの富士山と愛鷹山と箱根の山。 壁紙用。



三ノ塔山頂からの富士山と愛鷹山と箱根の山。壁紙用。







■9:56 三ノ塔山頂からの富士山と愛鷹山。丹沢の山麓から頂上に登っていく鮮やかな緑の色彩変化が素敵です。



三ノ塔山頂からの富士山と愛鷹山



■9:56 三ノ塔山頂からの富士山。 富士山中腹の左側に宝永山、右側の小御岳が凸部を形成しています。同じ方向角度にある鉄砲木ノ頭からは無骨な富士山に見えますが、ここでは宝永山からの裾野が愛鷹山まで流れているのですっきりした富士山になっています。



三ノ塔山頂からの富士山




■10:08 三ノ塔頂上広場です。ここで昼食を食べて三ノ塔尾根を下り大倉バス停に行くコースもあります。



三ノ塔頂上広場





■10:10 写真撮影を終えて、三ノ塔は素晴らしい富士山展望地と感嘆してます。次に進む烏尾山が左下に見えています。三ノ塔は1205mで、烏尾山は1136mです。

次に進む烏尾山が左下に見えています




■10:13 非難小屋の裏側を通り、烏尾山に進みます。



非難小屋の裏側




■10:17 三ノ塔山頂から烏尾山下るところからの富士山がいる大展望。三ノ塔から牛首の方へ下山するコースでも、3分ほど足を延ばして眺める価値があります。








■10:19 右側手前に烏尾山と烏尾山荘が見えます。



右側手前に烏尾山と烏尾山荘



 
■10:25 急峻なガレ場があります。慎重に下っていきます。



急峻なガレ場




■10:36 コケリンドウが咲いています。



コケリンドウ




■10:38 階段を上る途中で、烏尾山荘が見えてきました。



階段を上る途中で、烏尾山荘






烏尾山




■10:42 烏尾山到着。烏尾山荘前のベンチで富士山を眺めながら休憩。



烏尾山荘前のベンチから富士山




■10:41 烏尾山からの富士山。大倉尾根コースの塔ノ岳から堀山の家までが隠れてしまいました。





烏尾山からの富士山





■10:45 行者ヶ岳に進みます



行者ヶ岳への登山道



■10:45 烏尾山から行者ヶ岳の間は、前景を変化させて富士山が見えます。



烏尾山から行者ヶ岳の間からの富士山




■10:51 アセビが咲いています

アセビ



■10:51 富士山を眺めながら進みます。



登山道からの富士山






行者ヶ岳



■11:04 行者ヶ岳到着。尾根道の高いところに標識がありますが広場はありません。石碑があります。



行者ヶ岳山頂




■11:09 行者ヶ岳山頂からの富士山がいる大展望。三ノ塔とほぼ同じ景観です。富士山の右側が大倉尾根に隠れています。




行者ヶ岳山頂からの富士山がいる大展望






■11:08 行者ヶ岳山頂からの富士山 拡大



行者ヶ岳山頂からの富士山




■11:08 行者ヶ岳山頂からの富士山 拡大



行者ヶ岳山頂からの富士山




■11:08 「山内安全 丹沢山尊佛別当東光院」の石碑


「山内安全 丹沢山尊佛別当東光院」の石碑




■11:25 行者ヶ岳から新大日の間でも富士山が見えますが、富士山の右側が徐々に隠れていきます



行者ヶ岳から新大日の間の富士山




■11:27 表尾根コースではこれから歩いていく道がいたるところで見ることができます。



新大日への登山道



■11:30 クサリのある岩場で渋滞しています。下るほうは十数人が待機しており、登るほうからも時々来ますので下りるのに時間がかかります。



クサリのある岩場で渋滞




■11:34 この岩場に咲いていたベニバナヒメイワカガミ。



ベニバナヒメイワカガミ




■11:37 待機時間に富士山撮影



待機時間に富士山撮影




■11:39 十分ほど待って、ようやく下りることができました。当方は頭に鉢巻を巻いて慎重に下りていきます。腰にカメラケースをつけています。相棒さんが撮影。



頭に鉢巻を巻いて慎重に下りていきます




■11:47 下った後は、登ります。表尾根コースは、下りて登ってが数回あります。



下った後は、登ります




■11:48 右側の新大日までもうひと登り。左側に塔ノ岳山頂と尊佛山荘が見えています。



右側の新大日、左側に塔ノ岳山頂




■12:31 ツルシロカネソウが美しい。五月の塔ノ岳表尾根コースは「富士山と野の花眺めて山歩き」です。



ツルシロカネソウ




■11:48 政次郎尾根の分岐です。左の政次郎尾根を下ると戸沢山荘に着きます。



政次郎尾根の分岐




■11:58 富士山は山頂と宝永山が見えます



富士山は山頂と宝永山のみ





新大日



■12:15新大日の広場に着きました。



新大日の広場




■12:23 ムツカリが咲いています



ムツカリ




■12:37 ここら辺から満開の桜を眺めながら歩きます。



満開の桜を眺めながら歩きます



■12:37 桜、満開



満開の桜



■12:38 木ノ又大日を進みます。



木ノ又大日



■12:38 富士山は山頂と宝永山 雲がでて、霞が強くなっています。



富士山は山頂と宝永山



■12:50 塔ノ岳山頂と尊仏山荘が大きくみえてきました。



塔ノ岳山頂と尊仏山荘




■12:58 相模湾が見えます



相模湾







塔ノ岳


■13:02 塔ノ岳に到着 山頂には大きな広場があります。



塔ノ岳山頂広場



■13:25 晴れてはいますが、霞が強く、富士山はかろうじて朧に見えます。
塔ノ岳からの富士山






 富士山眺めておにぎりの時間 13:02-14:30  


天気が良いので尊仏山荘には入らず、山頂で富士山を眺めながら、ゆっくりおにぎりを食べ、珈琲を飲んで、88分山頂ですごす。


丹沢主脈縦走コ−スの主峰は塔ノ岳-丹沢山-不動ノ峰−蛭ヶ岳ですが、その入口に到達しました。







今回は塔ノ岳表尾根コースを歩いたが、三ノ塔は富士山展望地であり、富士山展望を目的に単独で登る価値があり山です。
2013.11.19にヤビツ峠-三ノ塔-牛首ゲ−ト大倉バス停で、秋の富士山を眺めました。
三ノ塔の山歩き記 2013.11.19




塔ノ岳表尾根コ−スで登ると、山頂には13時を過ぎてしまう、
丹沢山地では12時を過ぎると富士山方面は霞んでくるため、鮮明な富士山を眺めることは難しい。
塔ノ岳での富士山展望を目的とする場合は大倉尾根コ−スで登っている。


大倉尾根コ−スで登った「塔ノ岳の山歩き記 大倉尾根コース  2015年2月2日(月)











■14:21 塔ノ岳から日高に進みます。桜を眺めながら歩きます。



塔ノ岳から日高に進みます  




満開の桜



■14:57 日高到着、竜ヶ馬場へ進みます




日高到着




■14:59 背の高い笹の道を進みます




背の高い笹の道を進みます




■15:02 桜と笹の色彩が美しい



桜と笹の色彩が美しい



■15:03 このあたりで富士山がかすかに見えました写真では写りません。

このあたりで富士山がかすかに見えました写真では写りません




竜ヶ馬場



■15:14 竜ヶ馬場では富士山は見えません



竜ヶ馬場では富士山は見えません




■15:36 竜ヶ馬場-丹沢山の間でかすかに富士山が見えました。翌日早朝にここまで戻ってきて朝焼けの富士山を眺めました。



竜ヶ馬場-丹沢山の間でかすかに見えた富士山







丹沢山


■15:51 丹沢山到着。




丹沢山到着




■15:52 ここが富士山展望場所ですが霞んでおり富士山は見えません。夕食後に、再度来ました。



丹沢山の富士山展望場所




■2009.6.26 17:05 みやま山荘です。2014年の写真がないので5年前の写真。


みやま山荘



■2009.6.26 18:00 山小屋とは思えぬしゃれた手作りの料理が出ます。とてもおいしいです 


山小屋とは思えぬしゃれた手作りの料理






■18:31 夕方再度訪れた「丹沢山」標識後ろの展望場所から 黄金色に染まった空に富士山。

 山小屋に泊まるとこの夕暮れ時の富士山を眺めることができるのががうれしい。



「丹沢山」標識後ろの展望場所から、黄金色に染まった空に富士山。




■18:32 「丹沢山」標識後ろの展望場所から 黄金色に染まった空に富士山。冠雪部がかすかに見えます。壁紙用









■18:32 黄金色から淡い赤色の変わっていきます.



空が黄金色から淡い赤色の変わっていきます






■18:42 丹沢山の富士山におやすみなさいと言って、みやま山荘に戻ります。



丹沢山の富士山



■2009.6.26. 19:30 20:30の消灯後はランプがともります


みやま山荘のランプ



■2009.6.26 19:31 


2015..5.10は超満員のため、布団一組に二人。5月なのに人いきれで暑いぐらいでしたが、体は疲れているので熟睡。


みやま山荘の寝床


■20:30 消灯、就寝