石老山からのからの富士山 2014.12.02 10:33
石老山は相模湖の南岸にあり、道志山塊の東はずれに位置する山です。石老山の北東、2km先に高尾山があります。
石老山中腹にある平安時代初期創建の顕鏡寺の参道には、第三紀層の礫岩で形成された駒立岩、力試岩などの奇岩、怪岩が続々と現れて、楽しい山登りとなります。
石老山からの富士山は、大室山、加入道山、御正体山、ムギチロで造られた立体的で、見事な台座の上に鎮座しています。容姿端麗な富士山です。
石老山から、北西に40分ほど進んだ大明神展望台からは、丹沢山地と道志山塊、大菩薩連嶺の雄大な山並みの上にいる富士山が見られます。
石老山の山名は、上記の顕鏡寺の山号である石老山からとられたようです。石老山の標高は一般に694mとなっているが、これは山頂の西にある三角点の標高で、山頂は700mを超えているのが、地形図の等高線から読みとれます。ここでは、石老山山頂の標高は、国土地理院の地図にある最高地点の702mを採用。
また、顕鏡寺には大正三美人の一人で、恋に生き、壮絶な人生をおくった柳原白蓮の墓があります。墓だけで、資料館はありません。
■参考コース&時間
石老山登山に嵐山散策を加えました。嵐山へ行かないでプレジャ-フォレスト前からバスで相模湖へ行くこともできます。
・石老山入口バス停(8:15)-顕鏡寺(9:03)-石老山(10:24)-大明神展望台(11:25-12:52)-プレジャ-フォレスト前(13:55)-嵐山(15:19)-相模湖駅(16:08)
■富士山と石老山(高尾山から)
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