富士山展望の山

雁 ヶ 腹 摺 山

読み方:がんがはらすりやま 富士山からの方向角:21度
富士山からの距離:39km
標高:1874m
 標高差:314m
基点:JR中央本線
  大月駅



雁ヶ腹摺山山頂手前からの富士山


雁ヶ腹摺山頂上手前からの富士山  2014.11.13 8:45





雁ヶ腹摺山、姥子山は大菩薩連嶺の東側の支脈にある山で、両山とも大月市秀麗富嶽十二景の一番山頂です。
雁ヶ腹摺山は昭和26年発行の旧五百円紙幣の裏側に印刷されていた富士山の撮影地として有名です。山頂は、富士山方面がカヤトの原で、それと三つ峠山、左右の樹木を前景とした富士山は、静寂な山奥で眺める富士山の趣があります。

展望の開けた場所は登山道中腹にあり、大蔵高丸、滝子山を前景に右手に御坂山塊、南アルプスが続く雄大な景観です。

山名由来:「小金沢連峰と当山との鞍部である大峠は、渡り鳥であるガンがその腹をこするようにしてここを越えていったことから、雁ヶ腹摺と呼ばれた。このことから当山の名がついたと言われる。他にも大月市にはガンが山腹ぎりぎりに越えていくと称される山や峠が多くあり、笹子雁ヶ腹摺山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山という山もある。 」(ウィキペディア)





参考コース&時間

車を使う人にとっては行きやすい山ですが、電車、バスを基本としている人にとっては、タクシー(7390円)を使わなければならないため行きにくい山です。しかし、雁ヶ腹摺山、姥子山からの富士山を眺めると、タクシー代以上の満足が得られます。大峠登山口から標高差314m、50分程で雁ヶ腹摺山に着き、更に50分程で姥子山に到着します。姥子山からの下りは標高差1330mで4時間ほどです。12月中旬に大峠までの道は閉鎖されます。

・大月駅(7:12)-タクシー-大峠(7:52)-雁ヶ腹摺山(8:47-9:04)-姥子山(9:56-11:25)-大垈山分岐(13:45)-遅能戸バス停(16:29)-バス-大月駅(17:06)
・金山鉱泉から登るコースもありますが、姥子山まで4時間以上かかるので、早い時間に姥子山頂に着くのが難しい。旧五百円紙幣の富士山撮影者は、大峠までの道がない頃ですので、このコースで登ったようです



雁ヶ腹摺山と富士山の地図       雁ヶ腹摺山と姥子山の登山ルート




富士山と雁ヶ腹摺山・姥子山(三森北峰から)

富士山と雁ヶ腹摺山・姥子山(三森北峰から)






富士山展望





■雁ヶ腹摺山登山口の大峠からの富士山。8時前に富士山を眺めました。 (2014.11.13 7:49)


大峠からの富士山




■雁ヶ腹摺山中腹からの富士山がいる大展望。登山口から48分、頂上まで7分のところです。 (2014.11.13. 8:40)

ここが、雁ヶ原摺山では最も展望が開けたところです。黒岳、白谷ノ丸、大蔵高丸、滝子山の大菩薩連嶺を前景に、富士山の右手には御坂山塊。南アルプスが続く、雄大な展望です。



雁ヶ腹摺山中腹からの富士山、山座同定
             




■雁ヶ腹摺山山頂手前からの富士山  壁紙用画像(WUXGA 1920×1200)  (2014.11.13 8:45) 

草原を登り、振返りと草原、樹林、山並みの上に富士山がいる奥行きのある景観が現れました。



雁ヶ腹摺山山頂手前からの富士山


(WUXGA 1920×1200)



■雁ヶ腹摺山山頂からの富士山。 2014.11.13 8:53
旧500円札と同じ構図です。旧500円札の富士山の撮影日は昭和17(1942)年11月3日午前7時15分頃(撮影者:名取久作氏)。旧500円札富士山の冠雪は吉田大沢の下までありますが、2014.11.13の冠雪は吉田大沢の中ごろまでで、冠雪の状態はその年によりかなり異なります。



旧500円札の構図の富士山




詳細は以下のページで


   









夜明け前から早朝の紅葉の雁ヶ腹摺山の美しさを堪能できます。寒さと眠気に打ち勝った者だけが、とらえることができる景観です。
 サイト「セルシオアップのjtです。」の「雁ヶ腹摺山秋彩模様」  「はじめてのひとり夜登山」 雁ガ腹摺山(1874m)」  「500円札の世界から

夏7月の雁ヶ腹摺山・姥子山
 サイト「まじこのブログ2021」 の「雁ヶ腹摺山・姥子山

第一回目の最優秀賞作品:冬の雁ヶ腹摺山に圧倒されます。
 「大月市」の「大月市秀麗富嶽十二景写真コンテスト第1回から20回までの「最優秀賞作品」





富士山と野の花眺めて山歩き l 富士山展望の山を方位角の一覧表から探す l 地図から探す l 富士山あれこれ l サイトあれこれ  北斎「富嶽三十六景」