「富士山展望」の殆どのページで「富士山がいる大展望」の画像を掲載しています。「富士山がいる大展望」は数枚の写真を合成して作ります。 1 富士山展望の山の殆どは富士山から12q以上離れたところにあり、そこからの「富士山がいる大展望」の合成作成は問題なくできました。 「大野山からの富士山がいる大展望」で記述します。 2 しかし、富士山の中腹にある、御中道、宝永山、二ツ塚からの「富士山がいる大展望」では、これが私の眺めた富士山であるというなかなか画像ができません。 その経過について、御中道からの富士山がいる大展望で記述します。 |
大野山からの 富士山がいる大展望 |
御中道からの 富士山がいる大展望 その1 |
御中道からの 富士山がいる大展望 その2 |
御中道からの 富士山がいる大展望 その3 |
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大野山山頂手前の休憩舎からの富士山がいる大展望です。富士山の右は不老山、左は箱根の山から、相模話までの雄大で素晴らしい景観です。 |
「富士山と愛鷹山と箱根の山と相模湾を一望」と書きましたが、一望するには、広すぎる景観です。休憩舎を起点に富士山からの距離は29q、、大野山休憩舎を中心点として写っている角度は伊豆大島から不老山までは140度ほど、全体では180度ほどか。 人間の視野角は最大で200度あるとされていますが、安定して見られる角度は、いろいろ説がありますが60―90度。そのため、この写真の景観を眺める時には、首を2回まわして三望して眺めることになります。
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この写真はPENTAX Q7、超広角レンズ08で撮影。超広角レンズ08は、35ミリ判換算で焦点距離17.5mmから27mm相当、画角は102-77度。そのため、この写真は5枚の写真を合成しています。
@5枚の写真。トリミングする部分と重ね合わせする部分を充分すぎるほどとってあります。上手に撮れば、三枚で全体を撮れそうです。 このとき、超広角が良いのは垂直方向が広く撮れることです。超広角でない場合、縦幅が制限されます。縦幅を長くする場合、上下2段の写真が必要になります |
A写真編集ソフトPhotoshopで五枚の写真を合成。【ファイル】メニュー→【自動処理】→【photomerge】に進み、合成したい写真を選びます。
合成の時、「自動設定」、「遠近法」、「円筒法」等からレイアウト法を選び、ボタンを押すと自動で合成してくれます。
今回は「円筒法」で合成しました。画像合成時に、場所により若干の歪、重ね合わせ部の不一致などが発生しますが、充分満足する合成画像が得られます。とても素晴らしい機能です。
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B実際に眺めた印象をもとに画像全体の調整、重ね合わせの不備の修正などを行い、トリミングして完成(画面最上段の画像)。パノラマ景観が好みの私にとって欠かせない道具と工程です。 |
?写真同士の合わせ目がずれることがあります。手作業で訂正します。下図は三枚目の写真の左側の山の稜線がずれていました。 |
![]() 写真合成後 |
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![]() 写真合成後訂正 |
?合成前の写真と合成後野が画像を並べて各部の違いを調べます、富士山がいる部分をみます。これで見る限り富士山を含む上部はほとんど同じのように見えます。画面下部のカヤトの部分が違っています。元の写真になかったカヤトの残雪部が合成後の写真に出てきます。カヤトの左側が合成後の画像では盛上っています。合成時に画面の収縮拡大などの変形により主事たようです。変形 |
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?合成前の写真の輪郭線(赤線)と画像合成後の輪郭線(青線)を描き同一画面で比較します。富士山部を合わせて同一画面に載せて為富士山部分はほぼ一致しています。富士山以外のの各山の稜線は少し異なりますが違和感を感じさせる違いはありません。 このように富士山から29q以上離れた大野山からの「富士山がいる大展望」の合成作成はほぼ問題なくできました。 |
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大野山からの 富士山がいる大展望 |
御中道からの 富士山がいる大展望 その1 |
御中道からの 富士山がいる大展望 その2 |
御中道からの 富士山がいる大展望 その3 |
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